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総資産合計1,479兆円。国内銀行をはじめ総資産が多い世界の銀行社債に間接的に投資
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社債購入により
インカム収益を確保 -
未回収リスクを抑えた商品設計
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総資産合計1,479兆円。国内銀行をはじめ総資産が多い世界の銀行社債に間接的に投資
本ファンドは、SAMURAI ASSET FINANCE株式会社(以下、「運営者」という。)の営む貸付事業に対し、SAMURAI CAPITAL MANAGEMENT1号合同会社(以下、「営業者」という。)が実施する貸付資金を募集するファンドとなります。運営者は、最終資金需要者が購入する日本を本拠とする株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、三菱UFJ)が発行したシニア債(ISIN CODE※1: US606822CN27)、イギリスを本拠とするHSBC Holdings plc(以下、HSBC)が発行した永久劣後債(ISIN CODE: US404280CQ03)、フランスを本拠とするBNP Paribas S.A. (以下、BNP)が発行した永久劣後債(ISIN CODE: USF1R15XK771)、イギリスを本拠とするStandard Chartered PLC(以下、SCB)が発行した永久劣後債(ISIN CODE: USG84228EV68)を担保に最終資金需要者に対して貸付を行います。
最終資金需要者が社債購入を予定している各銀行の総資産は、2022年度の世界の銀行資産規模ランキング※2において上位に入っており、三菱UFJは約476兆円(6位)、HSBCは約443兆円(8位)、BNPは約435兆円(9位)、SCBは約124兆円(46位)となります。最終資金需要者は、世界の銀行の中でも資産規模が比較的大きい銀行の社債を分散して購入※3をすることでリスク軽減を図るとともに、各償還予定日までの安定した収益獲得を目指しています。
下図は本ファンドにおける最終資金需要者が購入を予定する社債のポートフォリオ図のイメージとなります。
※1. ISIN CODEとは世界共通の12桁の証券識別コード
※2. 当社調べ。当社収集情報をもとに算出(円換算為替レート:USDJPY=150円)。
※3. 上記購入予定比率は、現時点の予定であり、購入時の流動性により計画数量の購入が出来ない場合や、購入銘柄数が減少する場合があります。なお、上記記載の銘柄以外の購入は資金使途及び資金計画と異なるため、原則行いません。運営者は、最終資金需要者より当該購入状況を確認し、当初の資金使途及び資金計画に齟齬がないかのモニタリングを行います。
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社債購入によりインカム収益を確保
最終資金需要者は、社債購入により一定期間、決められた利子を得るインカム収益の獲得を計画しており、運営者に対して、当該インカム収益を原資に借入金の利息の支払いを予定しています。
本ファンドの支払原資は、運営者の自己資金及び借換資金としており、また、運営者が為替変動リスクを負担していることから、直接的には最終資金需要者が購入する社債からの損益には影響を受けないものの、運営者は、最終資金需要者からの返済を本ファンドの返済原資として計画しています。
下記は、債券投資における一般的な特長となります。
■債券投資の魅力
一般的に債券投資は、発行者の信用状況等に著しい変化がなければ、償還期限まで定期的に利息を受け取ることができ、償還日には額面で返還されるため、比較的安定的に収益を得られるのが魅力です。また、償還日が来る前に売却して換金することも可能です。
なお、最終資金需要者は、各社債にて予告されているCall Date(次回償還予定日)での償還を想定しております。
■安定した収益性
債券は、固定金利の場合、購入時点で支払われる利子が決められているため、償還期限まで保有した場合の収益額が明確です。さらに、償還期限前でも売却が可能なため、値上がりしている局面では売却益も見込めます。
なお、最終資金需要者は、購入を予定している社債については、原則、償還期限前に売却することを計画しておりません。
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■安全性と流動性
発行体の信用度によりますが、債券の価格が変動した場合においても、償還期限まで保有すれば、額面通りの金額で償還されます。一般的には、債券の発行体が債務不履行に陥らない限り、利子や償還金は約束通りに支払われます。また、上場債券は有価証券として売買が可能なため、流動性があれば償還期限前に売却して換金することも可能です。
なお、最終資金需要者が購入を予定している社債に関しては、上述のISIN CODEよりご確認いただけます。
■一般的な債券投資リスク
・信用リスク
債券には、債券の発行体の財務状況が悪化し、元本や利子の支払不能等に陥る債務不履行リスクがあります。また、発行者の信用力低下などにより換金できなくなる場合があります。
・価格変動リスク
価格変動リスクは、債券を途中で売却する場合に発生します。金利の動向や政治・経済環境の変化に起因して価格が変動し途中売却した場合には損失が出る場合もあります。なお、債券を償還日まで保有する場合には、額面通りの金額で償還されるため価格変動リスクは発生しません。
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未回収リスクを抑えた商品設計
本ファンドは、営業者の貸付金の返済原資は、運営者の自己資金による返済又は借換資金による返済を想定しております。
したがって、万が一、最終資金需要者が購入を予定している社債から得られる利払金並びに償還金又は償還期限前の売却により得られる売却代金が運営者に対する借入金の債務全額に満たない場合には、運営者の自己資金又は借換資金による返済によって償還されるスキームとなっております。
ただし、上記の最終資金需要者からの貸付金の回収が不可となった等のケースにおいて、尚且つ運営者の自己資金又は借換資金にて営業者からの貸付金を返済できない場合、本ファンドの償還が遅延又は毀損する場合がございます。
なお、運営者は最終資金需要者に対して米国ドル建てで貸付を行いますが、営業者から運営者への貸付は円建てとなるため、本ファンドは、為替変動の影響を直接的には受けない設計としています。